派遣業の営業職スキルアップ支援
～神は細部に宿る～

ここではオフィス系を想定して説明します。

先ず、必要な準備ですが、人はいきなり本番で１００％の力を出すことは難しいですから、ある程度の練習が必要です。とはいえ練習の場はありませんから主に電話でのやり取りで練習します。この時受注の詰め方注意点でお話した、どういった会社で何をしている部署で、その中で何を担当する予定か、したがってあなたのこのスキルや資格が必要で、条件ではないがこういったスキル経験は歓迎されますということを明確に伝えます。

その後、経歴を見ながら質問しスキルの過不足とアピール点をメモしていきます。（例えば残業、休日出勤可、ＰＣハイスキル、語学力、業界経験、業務知識、通勤時間３０分など）ひと通りが終わったら質問を受けます。出来るだけわかる範囲で答えますが分からないことは当日聞いてみましょうとします。そのあとに想定質問を伝えよりベストな回答の仕方を打ち合わせます。この時にメモしたアピール点に絡めて回答を出来るものは、さりげなく入れ込むようにします。例えば残業が多い部署ですが大丈夫ですか？と聞かれた際は、 

『はい、大丈夫です。家もここから３０分と近いので大きな負担にはなりません』 

といった感じです。この様にアピール方法と不足部分を補う回答の仕方を指南します。不足部分をカバーする回答は、主に 

『○○の経験は有りませんが、経歴書にある△△株式会社で同じような経験を●年間してきましたので教えていただければ、十分こなせると思います。』 

というような返答の仕方です。また最後に何かありますかということになりますから、問題の無い範囲で個人的な趣味や学生時代の部活動の話などを伝え「根気・集中力、体力」の話に変えてアピールすると親しみ易さや人柄が伝わって好印象が残せること。又、事前にＨＰを熟読しておくことをお勧めして、最後にその内容に中で印象に残った文章や事業、社風等の共感できた部分を話してもらう様にお願いしておく場合もあります。

更に当日には、ご自身の経歴を説明するために簡単な自己紹介を予定していますので２、３分程度のバージョンを準備してくださいと伝えておくことも必須です。