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飛び込み③
どの様にして飛び込むのか
飛び込み②で述べましたように、2つの目的を達する為に飛び込むわけですが、起こす行動としては一つ、派遣会社との窓口役担当者との接触を試みるということになります。ですから飛び込みで行く場合の考え方としては、初回ですべてうまくいかない事を想定しておいて、数回の訪問で面会までたどり着くという認識が必要になってきます。
具体的には、初回の訪問で現状の派遣ニーズを聞く。窓口担当者の名前・役職を聞く。2回目で担当者と面会し名刺交換をする。現状の派遣ニーズを聞く。
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この時、どんな企業に飛び込むかでお話しした派遣利用の有無や詳細についてもヒヤリングする必要があります。これは、必ずしも担当者だけに聞くわけではなく、応対の女性等へも質問して聞き出していくことが重要です。意外にも生の情報、例えば現在派遣のオーダー中であるとか、もう何日も派遣社員が休んでいるや、昨日から来始めた派遣社員が今日無断欠勤している等の状況を聞くことが出来ます。こういった情報は近日中に担当者に面会出来た際にちょっと耳にした情報ということで相手にぶつけることでオーダーに繋がる可能性のある非常に重要な情報です。
飛び込みの具体的なトーク例をお伝えします。
「失礼いたします。すいません、今名刺をお配りして回っているのですが、私、(近ければ所在地を入れても構わない。どこどこにあります)派遣会社●●の□□□と申します。こういった関係の窓口をされている方がいらっしゃいましたらお名刺の交換をお願いして回っているのですが、お願いできませんでしょうか?」
派遣ですか・・・・本日は終日外出中です。
「そうですか、分かりました。こういった関係はどなたがされていらっしゃるのですか?」
一応・・・鈴木というものが担当しています。
「鈴木様ですね、鈴木様は、お役職は何でいらっしゃいますか?」
部長です、総務部の部長です。
「総務部の部長様ですね、わかりました、ありがとうございます。」
「ちなみに今、派遣のご利用がありましたか?」
ええまあ・・・
「ああ、そうですか、何名ぐらいいらっしゃいますか?」
4~5名だと思います。
「何社さん位お取引されてらっしゃるのですか?」
2社です。
「どんな職種でご利用中なのですか?」
良く分からないですけど確か事務とか物流の方で・・・
「事務と物流ですね、そうすると閑散期、繁忙期というのもありますか?」
特にありません 。
「じゃあ皆さん派遣の方たちは通年で固定的にご利用中なのですね。」
まあそうですね。
(☞こういった関係は何方がされていらっしゃるんですか?)
↑ここで担当者名を聞くことも有ります。
「ここ最近で派遣の募集など動きはどうですか?」
特にないと思います。
「分かりました、お時間すいませんでした。」
「では、名刺をススキ部長様へ来ておりましたということで結構ですのでお渡し下さい。宜しくお願い致します。また改めます、失礼致します。」
という感じです。
もし、直近の派遣オーダーがいつ発生会していたかを知りたい場合には、
「派遣の方は、皆さんもう長い方たちばかりですか?」
と聞きます。大概そうでもない方が一人は居ますから、
「一番最近の方でいつ頃からですか?」
と聞けば直近の派遣オーダーが何時発生していたのかが分かります。一か月未満だった場合は、契約更新しない可能性も5分5分だと思われますのでしばらく、追いかけてみるのも受注を取る一つの手です。
このような感じで次回以降、電話と訪問で接触を試みて名刺交換までもっていくわけです。いずれにしても担当者との接触名刺交換が必要最低条件にはなってきます。ヒヤリングの順番に決まりはありませんが、いつ中断するか分からない会話ですので、担当者名、派遣利用の有無は先に聞き出しておく必要があります。
この中で、注意点をお伝えします。
回っているエリアが会社から1時間以内であれ地域的なメリットを伝えられるので一番最初に名乗った場面で、どこどこにある派遣会社○○のと入れることで飛び込み先の会社に、今現在派遣ニーズがあった際などは、『近い派遣会社=取引し易い』と考える場合もありますので、応対する方のガードが緩くなることがあります。
事務所の大きさにもよりますが、基本的に声は大きすぎず、多少小さいかなというくらいが良いです。これは、『飛び込み営業は取り次がず返しなさい』というのが、ほとんどの会社の決まりになっていますから、その様に応対しない社員は良しとされません。ましてや派遣会社の飛び込みとなれば追い返す業種の最も上位にランクインしていますから、大きな声で人材派遣会社の○○と申します。とやってしまうと、事務所内全員に聞こえますから、もし取り次いでしまったら後で上司や先輩に注意を受けます。ですから通常、応対した方は、大きな声で入ってきた時点で取継ぎません。
また人事マターは、公に社員の面前で動きを取ることを嫌いますので、飛び込みの派遣会社に限らず、既存取引のある派遣会社であっても非公式に人目に付きにくい場所で商談するケースも少なくありません。
トーク例では、直ぐに担当者の名前を聞いていますが、多少会話をしてみて解れたころに質問する方法もあります。
(☞こういった関係はどなたがされていらっしゃるんですか?/上記カッコ書き記載部)のタイミングで聞いても教えてくれることも多いです。
次回以降に訪問するかどうかを見極めるためにも、「派遣利用の有無」は重要なポイントです。返答の全てを信じることはしませんが、「利用があると答えた」場合は勿論、派遣利用中と認識して構いませんが「わかりません」と答えた場合は、上司や先輩から答えてはいけないと教育されている為、嘘でも『居ない』と答えなければいけませんが、応対された方が、その場でウソが付けなかった時に咄嗟に『わかりません』と答えてしまった結果ですから他社の派遣を利用中と判断していいでしょう。
いかがでしょうか。わずかな違いの繰り返しと時間の経過により自然と結果が大きく違ってくるということは、細部の仕組みまでもが重要であることを理解しているか否かの違いです。それは企業価値を左右するとても重要なことです。頭でわかっていても実行に移せるかどうかが重要です。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。