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派遣社員に労災が起きたら②
初動対応
初動対応
労災は重篤な場合には死に繋がるものです。派遣先の適切な対応により被災者の命が救われることや後遺障害の程度が軽減することも有ります。
派遣先から営業担当の携帯電話に労災の一方が入り対応を迫られる事になりました。
では、何をすればいいのでしょうか。
この場合、既に被災した派遣社員の救護がなされているケースがほぼ全てですので、その確認が取れたとして、その次のステップから説明します。
➤人材派遣業は素早い行動と個別事案の対応スピードが命です
連絡を受けた場合に自分の現在地が派遣先から近く、スケジュールに余裕があって30分以内で到着できそうであれば派遣先に向かい始めて下さい。それ以上かかる場合はケースバイケースで対応が変わります。かなり遠方の場合などは情報収集に努め直ぐには向かわない場合や、一番近くにいる同僚に向ってもらうなど様々です。
先ず自分の現在地とは関係なく被災状況を確認します。
5w1hで聞けば聞き漏れは少ないです。
怪我の状態と派遣社員の現在の状況を確認します。
この時、派遣社員と話が出来れば電話を変わってもらい話をします。内容は怪我の状態と現在の状況です。5w1hは必要ありません。勿論ごくごく軽傷で聞ける状態であれば確認しても問題ありません。
救急車を待っている時は、いつ頃到着しそうかを呼んだ人間に確認します。自分の到着よりも救急車の到着が早ければ、搬送先の病院に向かうことして搬送先が分かり次第、電話をもらう様依頼して電話を切ります。
その後、社内への報告後、支持を仰ぐことになると思います。緊急連絡先(主に家族)への連絡は営業担当から行うのが一番良いのですが、直ぐに連絡がつかなければ社内にお願いしておいて、別の人間からの連絡でも構いません。 派遣先に向かう判断基準ですが、ケガの状態が重ければ急行しますが、いわゆる赤チン労災と呼ばれる程度の一寸した怪我(擦り傷、擦り傷、軽い打ち身等)であれば、派遣社員と電話で話した感じで問題が無いと判断出来、且つ派遣先が、その後の諸々の対応を行ってくれる事を条件に後日派遣先に面会に行くということもあります。
初動で大切なことは、これらの情報を早く正確に把握し派遣元責任者、緊急連絡先へ連絡をすることに尽きます。
いかがでしょうか。わずかな違いの繰り返しと時間の経過により自然と結果が大きく違ってくるということは、細部の仕組みまでもが重要であることを理解しているか否かの違いです。それは企業価値を左右するとても重要なことです。頭でわかっていても実行に移せるかどうかが重要です。興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問合せ・ご相談ください。